弊社の書類選考や面接に関するポリシーを社内に文書化するためにまとめました。
社内向けですが、応募者や業界の方にも参考になるかなと公開して書いてみます。2−3と社内外の反響があれば続ける(かも)しれません。
まず、前提として弊社はダイバーシティ経営宣言をしていて、採用や評価において性別・人種・国籍・年齢などを評価項目に加えていません。そのため公式からのエントリーではこれらの情報や写真を添付する場所などはありません。
その上で、今日のお題は「履歴書の写真」です。弊社では外見バイアスを減らすために写真は評価しないことになっています。(削除して回覧したりしています。)
外見に関する評価はゼロとは言いません。あなたも、隣にマフィアのような外見の人が座って机に足を乗せて仕事をしていたら仕事にならないでしょう。ですからカルチャーフィットの観点で評価の1項目にはなります。
ですが、それこそ面接で評価すればよく、もともと情報の少ない書類で写真を評価に加えると、大きく判定に影響を与えます。
添付写真は実際に海外で行われたフィールドワークの結果です。全く同じレジュメを写真を変えて多数の企業に送り選考通過率を比較しています。
全く同じレジュメが男性か女性か、白人がアジア系か・・・などによって大きく書類選考通過率が変動しているのがわかります。
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ですので弊社はこうしたバイアスを、冒頭のダイバーシティ経営宣言に合わせて減らすよう努力しています。結果弊社では、小規模の内国資本にも関わらずエンジニアの国籍は5カ国にまたがり。PMや役職にも就任しています。
FAQ1:履歴書そのものを廃止しては?
A1:検討の余地はある質問です。しかし、日本では学位証明などをやり取りする習慣がなく、職位などを履歴書にしか掲載しない傾向があります。そのため現時点の採用慣行下では必要と判断しています。