創業して18年目に入りました。おかげさまで今期は事業目標を達成できそうな着地となりそうです。期初には写真のような社員総会を開き、振り返りと展望について全社員・全事業部で共有する機会を持っています。
結果、17期中14期が黒字で事業は成長を重ねてくることが出来ました。
昨16期に大きな赤字をだしてしまいましたが、今期はその赤字をちょうど埋めきる程度の黒字での着地となりそうです。
この数年で、会社の事業内容や御客様にも大きな変化が出てきています。
特に事業の指標を3年ほど前に収益のみ(売上を指標から除外)にしたこと。特定派遣認可を返上し常駐開発を廃止したことが大きな変化となりました。
売上を指標から外した結果「外部リソースを使ってでも受注する」ような受注シーンが激減し、常駐事案の収束も非常にスムーズに進みました。
結果として、働き方改革が非常に進み平均残業時間がほぼ半減することになりました。(現在月間10-20時間事業部にもよる)
いまだに、当社のホームページなどのコンテンツを見ると「金融系システム会社」のイメージが強いかと思います。が実は17期の金融系のセグメント売り上げは20%程度に減っています。
その20 % も従来の銀行様ではなく時代の世相を反映して電子決済系の開発が中心となっております。
また、自社クラウドサービスであるICタイムリコーダーも働き方改革という世情にマッチし契約数が急増し過去最高記録を更新しています。
結果事業部の独立採算で通期黒字見通し(これまでは単月黒字)に転嫁する見通しとなり。「まだないものを、まだ届かない所へ」のフレーズに沿った事業の取り組みを進めていけている次第です。
取引環境も変わり昨年ではamazon社のAWSパートナー「APN」にも加盟し、米国oracle社との取引も開始となりました。事業を取り巻く複数の要素が前に向かって絡み始めた感があります。
※ただ、当社の御客様との得意先の取引平均継続年数は5年以上のままですので、これまでの多くの得意先様のご支持・ご支援頂けての結果です。
今年からは社員の英語教育も公式に開始しました。一昨年より幹部に限っていたシリコンバレー派遣も今年は社員からの参加を予定しています。(※注:あくまで予定です)
取締役会もプレスリリースの通り畑田社外取締役を招聘し経営体制も刷新いたしました。
第18期は「創造する組織へ」
2020年度18期は「創造する組織」をテーマとさせて頂きました。これはICタイムリコーダーのような自社サービスの発信という意味だけではなく。従来のITコンサルティングと受託型システム開発をより強化する意味合いも含んでおります。ITコンサルティングについてもよりアクティブなご提案を行い「クライアントが想像もできないような創造性にあふれたシステム開発」を行える立場を目指します。
我々は当初より「人の数に寄らないソフトウェア産業の在り方」を追求しております。「創造する組織」は、その一つの取組として考えております。引き続き皆様と「社会を変えるITの力」を信じ。 「まだないものを、まだ届かない所へ」 に取り組んでまいります。
そして、若干余談ですが「システム開発のための見積りのすべてがわかる本」もご好評いただき、増刷が決定いたしました。
嬉しいことに、1年間で読み込んだ読者様から様々な指摘を頂き。なるべく頂いたご指摘を反映させて増刷させて頂きました。
書評では厳しい意見もいただいてはおりますが、参考にさせて頂いています。