セミナー参加(共催)の皆様有難うございました!!

 今回は弊社のITテクニカルセミナーに25名もの来場者を頂き誠に有難うございました。 また協賛いただきましたエスプリータ様、ヌーラボ様、誠に有難うございました。
その懇親会の席上でのことです。
 いらしたある方に「こんなに何回も色々勉強させて貰って、お礼に何かしないといけないなあ。」というお話を頂きました。
 実はそのときに私は非常に意外に思いました。


 なぜなら「来ていて頂いて有難うございます。」と心から思って居た為に、相手からお礼を言われる想像をしていなかったからです。
 そのときはただ恐縮して会話をさせて頂いたのですが、改めて考えるとプロジェクトというかビジネス全般において言える一つの事に気づきました。
 それは、「やってあげている、と思っている仕事は絶対にうまくいかない」ということです。
 今回、セミナーは来場される方、主催する側ともに「来て頂いている」「呼んでいただいている」という風に思って頂けているがゆえに、自然と成功していっている気がします。
 同じようにプロジェクトで考えたときに「させてあげている」「やってあげている」とメンバーや顧客が思っているプロジェクトは、やはりうまくいきません。
 「(仕事を)やってあげている」と思うメンバーは異常にモチベーションが低く、無論成果も伸びません。
 同じように発注(あるいはマネジメント)する側も、「(仕事を)やらせてあげている」と思うような状況もうまくいきません。
 どちらかがそう思う以上、既に何らかの「問題点」が現在の状況に潜んでいると思うべきです。一方が「割を食っている」と思っていて、ただたんに「我慢できている」というだけになります。
 最初はセミナーの開催側、主催側から始まった思考でしたが、改めて考えると「あげている」という気持ちで物事に取り組むのと、「頂いてる」という気持ちで物事に取り組むのはビジネスに留まらず物事に対する姿勢に非常に大きな差が出ます。
 その差は成果や、顧客満足度、効率、、、ひいてはコストパフォーマンスやクオリティに繋がっていき、結果としてビジネスやプロジェクト全体に影響を及ぼしています。
 たとえばITプロジェクトを「させて頂いている」という形は、要望や、仕様を検討する上で、常に顧客のためを思って考える土壌になります。
 逆に発注側になって「案件に対応していただいている。」という姿勢は、相手とのベストな「折り合い」を生み出し、相手側のモチベーションや継続的な対応、前向きな姿勢を引き出す土壌となります。相手側にも同じようにこちらの立場を考慮してもらえる土壌にもなります。
 今一度プロジェクトを「やってあげて」いないか。
 仕事を「やってあげて」いないか。
 案件をビジネスを「・・・あげて」居ないか見直してみようと思いました。
 常に「・・・頂いている」という気持ちで物事に取り組むことは結局大きな成果と、評価を自分に会社に残します。
 もし「あげている」と思っていることは、何がしか既に「問題点がある」ということですから。

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