第10回 ITテクニカルセミナーレポート
第10回 ITテクニカルセミナーレポート
2009年5月12日、第10回ITテクニカルセミナーを開催し、多くの方々に参加いただきました。今回は、ITS健保会館市ヶ谷会議室を借りての開催でしたが、堅苦しくなく、率直に意見交換のしやすい場をご提供できたのではないかと思います。
参加者の皆様、いかがだったでしょうか?
オープントーンでは、システム開発に携わる技術者同士が情報を交換し、お互いの成長を磨き合える場として今後も技術交流会の開催を継続していきます。参加資格は「技術に興味がある」ことだけですので、次回におきましてもよろしければ多くの方に参加いただきたいと思います。
当日の様子から
講演内容
DSMを用いたボトムアップからのソフトウェア構造改善
13:00〜13:30 株式会社Jurabi 岡俊行
DSM (Dependency/Design Structure Matrix) は、システムの構成要素間の依存関係やタスクの実行順序の依存関係を解きほぐすためのツールです。ソフトウェアの場合は、ソースコードを解析することによりクラスやモジュール間の依存関係が分かります。マトリクス形式で依存関係を可視化することで、崩れがちになるソフトウェアの構造を維持していく手法を解説します。
AdobeAIRを使った開発
13:30〜14:20 株式会社ヌーラボ 小川秀子
2009年4月15日にリリースされたばかりのAmateras AIR GEAR v1.0.2のご紹介を中心に、AdobeAIRを掘り下げ、AdobeAIRの特徴、アプリケーション作成方法をご紹介します。AIRとFlex3との 差は?ActionScript3とJavaとの差は? AIR/FlexSDKって結局何? AIRが向いているアプリって何?・・・AIRを簡単に知って頂き、皆様の新しい開発の武器にして頂きます。
BackLogの御紹介、コーヒーブレイク
14:25〜15:45 株式会社ヌーラボ 田端
2008年11月に追加された機能「ガントチャート」と「バーンダウンチャート」のご紹介と、現在予定している携帯電話版のデモンストレーションをいたします。
業務システムに見るASP.NETの光と影
15:50〜16:30 株式会社オープントーン 高田
弊社のASP型提供パッケージの「ICタイムリコーダー」。お陰さまで、ASP型による本格的運用開始から早や2年が経過しました。Visual Studioを使用した開発, サーバーへのDeploy, クライアントアプリケーションの自動配信(ClickOnce)など、業務運用的な制約を受けながら、いかに効率的に適用していくかのノウハウの一部を 「ICタイムリコーダー」の画面をご覧頂きながら紹介いたします。
※10分ほどICタイムリコーダー販売制度御紹介(OpenTone佐藤)を同時にさせていただきます。
国際標準フォーマットXBRLを使用した企業情報の解析
16:35〜17:05 株式会社Jurabi 西山・高橋
財務情報を表現するための世界標準のフォーマットXBRLを御存知ですか? 日本の官公庁では世界でもかなり早い段階から企業の提出書類のXBRL化が進められて来ました。2008年には金融庁(EDINET)や東証 (TDNET)で本格運用が始まっています。XBRLを企業情報の元ネタとして有効利用するための基礎と、財務情報解析に対するユニークな試みを紹介する ことで新しい取り組みへの道を開きます。
C#Netの現場で役立つ簡単アプリ開発
17:10〜18:00 株式会社オープントーン 小島・鈴木
C#でのプログラミングに役立つヒントを中心に、総合開発環境のVisual Studio 2008 C#を使って、どれだけ簡単にWindowsフォームアプリケーションを作成できるかをご紹介します。また実際に開発現場での作業効率向上に貢献したツー ルの実例もご紹介いたします。普段はJavaプログラマな人も、これを機にC#の世界へ足を踏み入れては如何でしょうか
懇親会
18:00〜
※ご参加いただいた方々、ありがとうございました。