2010年6月14日に行われました、ITテクニカルセミナーのレポートをおおくりしたいと思います。
なお、本セミナーは今回でなんと11回目を迎えることができました。
今回のレポートは第11回目の講演レポートなりますが、今後は当ラボにて過去の講演会の講演資料なども公開していきたいと考えております。
◆dhtmlxGridを使ったRIA業務アプリケーション開発
【講師】松田 晃一・丸山 浩之(株式会社オープントーン)
- Koglenの雑感
dhtmlxGridに関する説明から、実際の開発に関する環境、作業工程の解説を経て、Excelライクな帳票を少ないコードで実現できるところをデモを交えて紹介しておりました。
丸山氏は日頃より『今、Javascriptが熱い!!』と語っており、その想いをこのセミナーにぶつけるべく、当セミナーにdhtmlxGridを選んだ模様。なお、想いの詰まったセミナー当日のサンプルコードは当ラボにて公開予定です。
◆Luceneのファニーなboolean検索はANTLRでさくっと解決
【講師】林 栄治氏(株式会社Jurabi
- Koglenの雑感
Lueceneの難アリな仕様解説から始まり、その問題を解決するためにANTLRを選んだ理由から解決方法までを丁寧に解説されていました。
正直、私は講演タイトルを見てもどんな内容なのか理解できておらず、頭に「?」がたくさん浮かんでいたのですが、講演拝聴後には、その「?」は解消され、既知の問題に対するアプローチが学べてとても参考になりました。
◆JavaからScalaへ
【講師】吉澤 毅氏(株式会社ヌーラボ)
- Koglenの雑感
Scalaの魅力をJavaとの比較サンプルコードを交えて解説。
また、どのようにしてプロジェクトに反映させていくかを具体例を挙げてのアプローチが印象的で、なるほど、まずはテスト工程でのScala導入を検討し、Scalaの魅力に触れてみようかな、と思う講演内容でした。
◆実践!!『失敗データベース』を作る
【講師】湯田 恵美(株式会社オープントーン)
- Koglenの雑感
本セミナーの中では少し変わったアプローチでの講演内容でした。まずは失敗の定義付け、失敗に対するアプローチの方法、取り組み方の参考例を紹介し、その失敗に関する内容を共有することで、失敗に対する体制を整え、誰でも使える知識にすることの重要性をアピールしておりました。
なるほど、失敗してクヨクヨするのではなく、「成功への種を撒いたとのだ」と考え、「前向きな努力と発想をするべきだな」という考えが生まれました。
◆Silverlightでもっと輝け業務アプリケーション!!
【講師】鈴木 優一・都築 豪(株式会社オープントーン)
- Koglenの雑感
私と同事業部のカレー大好きな二人組みの講演。
Silverlightの略歴からSilverlight4の特徴を踏まえ、今までに経験した業務アプリの問題点をSilverlightでどのように簡単に解決できるか?という問題を劇風に熱演し、Silverlightの良さをアピールしておりました
■総括
お忙しい中ご講演いただいた皆様、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
セミナー後の懇親会では、講演内容はもちろんのこと、現在のITの潮流について熱い議論が繰り広げられたり、ある方の恋話で盛り上がっておりました。
最後に、当ラボをきっかけに、一人でも多くの方にITテクニカルセミナーの存在を知っていただけるよう、過去に開催されたセミナー内容などを整理し、皆様に展開していきたいと考えております。そして、一人でも多くの皆様の刺激、参考になれば幸いです。