ごぶさたしてました。Hです。
前回からの続きでテストケースの洗い出し方です。
テスト観点表を使って、テストの観点ごとにパターンを洗い出すことができました。
ここからテスト仕様書(テストケース)に落としますが、落としやすい観点と落としにくい観点があります。
例えば入力チェックやデータ変換など画面の項目単位に実施するテストについてはある程度機械的にできます。
※実際、私たちの現場でもツールを利用して、観点→仕様書(Excel)への変換をしています。
一方、パターンに落としにくい(→ケースが漏れやすい)ものもあります。
ここは現場でも改善しなければならないことですが、今は以下のいずれかの方法で実施しています。
1.テストデータを作成するときに観点の各パターンが網羅できることを確認できるよう、テストデータNo.の後ろに観点と日もづけるための列を用意する。
こんな感じですね。
データNo | 観点 | カテゴリ | パターン
1 | 機能 | DB検索 | データなし
2 | 機能 | DB検索 | 1件ヒット
3 | 機能 | DB検索 | 最大件数以上
4 | 機能 | 排他制御 | 別ユーザ更新
2.テストシナリオ番号とテスト観点とのマトリクスを作成し、網羅性を確認する。
今ちょうど現場でも「効率性の向上」という一環で、この結合テストの範囲ややり方を見直しているところです。実施しては効果を図って、それを見ながら改善する。
プロジェクト改善は永遠に続くものだなとつくづく感じます。
それではまた。