社会人として上司、同僚、顧客に上手く「報告」することは重要です。
「報告」することで、問題を未然に防ぐこと等に繋がるからです。
今回は「報告」にまつわる失敗と教訓をお伝えしたいと思います。
■失敗談
お客様との設計書レビューの際
資料に不備が多かったことにより
きつめにご指摘をうけました。
その件について、上司が不在でしたので
日報には記載しましたが
口頭での報告はしませんでした。
翌日、上司と別件の打ち合わせがある為
その時に報告しようと思い
別の作業をしていたところ
「なぜ早めに報告しないんだ!」と
上司からお叱りをうけました。
速やかに口頭で報告すべきでした。
■問題点
報告のタイミングが遅れた点が問題です
なぜ報告が遅れたかというと
事の重大さについて
上司の認識より自分の認識が甘かったからです。
自分 | 上司 |
---|---|
顧客にその場で謝ったため それほどの緊急度ではないだろう | 至急、お客様に謝り 改善案を説明しなければ |
報告が遅れたことで、
上司のやるべきタスクが行われないリスクがあったのです。
■報告の基本3要素
改善案を提示する前に
私が考える、報告の基本3要素を挙げます。
「対象」「手段」「タイミング」です。
この基本の上に、わかりやすい話し方などの
要素が乗ってくるものだと考えています。
理想を挙げていきます
①対象
報告の対象は、影響のある人全員に行う。
②タイミング ③手段
報告の相手が欲しいタイミング、手段(メール、口頭など)で行う。
■改善案
先ほどの例では
②タイミング が間違えていました。
①②③ともに正しく判断できれば問題ないのですが
なかなかそうはいきません。
そこで何より大事な点が以下になります。
報告する「対象」「タイミング」「手段」に迷った場合、
とにかく迅速に報告する
報告を必要としているのは「相手」であって
報告者自身ではありません。
内容の重要度については相手に判断して頂ければよいのです。
- 対象・・迷ったら伝える
- タイミング・・迷ったら早めに
- 手段・・迷ったら口頭で
図のように、報告をする対象が顧客である場合
顧客の報告期待度よりは上司→顧客への報告頻度は多めの方がよく、
メンバ→上司への報告の場合も同様といえます。
抜けなく報告をすることは
相手の業務を円滑に進める第一歩となるでしょう。