こんにちは、Hです。
先週末に秋葉原で実施されたITマネジメントセミナーに参加してきました。
■強いチームを作る7つの実践プログラム~ITマネジメントスキル養成講座~
ここではメンバーに自発的な行動を促し、チームとしての成果をあげていくために
リーダーはどのようにしてチームメンバーと接したらよいかという「コーチング」に主眼を
おかれて実戦形式の講習が行われました。
普段から気を付けているつもりでも、チェックシートを使ったり、他社の方と話をすることで
結構できていないものですねーという気づきを与えられました。
今日はその中でもいくつか印象に残ったものを紹介してみたいと思います。
■することを増やすよりもやめることを決める?
かのピーター・ドラッカーも言っていたようです。「過去にあったリーダーの半数は、何をすべきかではなく、何をやめるべきかを学ぶ必要がある」と。
リーダーとして嫌われる言動20項目があげられて、実際に自分でチェックをしてみました。「無くて七癖」とはよく言ったもので、「あー、やってます」みたいな項目にいくつかチェックがつきました。
チームメンバーにとってはリーダーが何か新しいことを取り入れるよりもこういった嫌われる言動を直していく方がはるかに効果があるようです。しかも表面上は1週間で直すこともできるため、効果抜群とのことです。
面白かったのはこのチェックした項目のうち、「他の方にどうしたら直せますかね?」とアドバイスをもらったことです。初対面ということもあり、みなさん(ある意味)適当に指摘します。でもこの適当さ加減が実は新鮮な視点だったりします。自分も思わず「それいいですね、さっそく試してみます。」と受け答えしました。(これまた軽く。)
この自分が変わるために他人からアイディアをもらうことを「フィード・フォワード」と言うそうです。
■自分が思う自分と他人から見る自分
自分の行動を分析して、それをもとにタイプ分けすることをしました。
これまた初対面の利を生かして、他人から見てどのように見えるかというのを行動傾向の見分け方という資料を使って、お互いに直感で伝えました。
私の行動タイプは「友好派」が圧倒的に多かったです。見た目が穏やかだからですかね。
その後に設問シートを使って、自己分析です。
するとすべての行動タイプの得点がほとんど同じになりました。かろうじて「社交派」が1ポイントだけ他のタイプより多かったので、とりあえず「社交派」になりました。
ここまでは単なる行動分析。
どのタイプが人気があるとか、人気がないとかという裏話もありましたが、本筋はそのタイプがどのようなことにやりがいを見出すか?そしてどのように仕事を進めていくのがよいか?ということが大変参考になりました。
■1週間を振り返る
現場ですぐ効果が出そうだなと感じたのがこれです。
うまくいったこと、うまくいかなかったこと、そしてそれぞれの原因を各メンバーからチーム全体へ共有する仕組み作りです。内容も簡単ですし、すぐにでも導入できそうです。
現場では1日1回報告メールをチーム全体に投げるようにしているので、1週間に1回はこの内容に変えてもらうだけでやれそうです。ついでに記録に残って後で振り返るとまた別の気づきがありそうなので、Wikiの個人ページに残すようにしようかなと思います。
■隗より始めてみようっと
いかがでしたか?他にもいろいろ情報とちょっとしたツールを教えてもらっています。毎年このセミナーを実施しているようなので興味ある方はよろしければ。
スポーツの世界ではコーチがつくのは当たり前なのに、ビジネスの世界になるとトップレベルしか聞かないですよね。もしかしたらもっと気軽・身近に考えて、コーチをつけたり、コーチになったりすることで仕事の見方や質も変わってくるかもしれません。
何にせよ同じ成果を上げていくのであれば、前向きにわくわくしながら取り組みたいですね。
まずは自分から始めてみようと思います。