こんにちは。itouです。
開発で影響調査を行うにあたりに、キーワード(テーブル名等)でソースコードをgrepして
grepした結果を元に影響を一覧化するという調査を実施されることがあると思います。
その際に調査ミスがあり、痛い想いをしたという方も
おられるのではないでしょうか。
今回、調査の失敗をきっかけに
grep調査のひな形を作成してみましたので
ご一読いただければと思います。
(ひな形はテーブル調査のものとなりますが、他のgrep調査にも流用できます)
■過去の失敗事例
以前は、実施者のスキル、認識の違い等によって、結果にバラつきがあり
下記のような失敗をしてきました。
結果、調査のやり直しにつながりました。
1.中間成果物が残っておらず、正しく調査されているかの確認ができなかった
2.確認対象としたソースと対象としたバージョンが不明であった
3.調査の目的が明記されておらず、確認すべき観点が不明であった
■改善
そこで、調査用のひな形を作成することで
だれでも一定の品質が保たれた調査結果ができることを目指しました。
(最下部に表示)
工夫した点は、下記のとおりです(失敗の番号とリンクしております)
1.成果物を明記する欄を設けました
2.対象ソースとバージョン(日付)を記載する欄を設けました
3.調査の目的を記載する欄と、調査の経緯の欄を記載しました
さらに、実施後のチェックリストを設けて
調査結果についてレビューを行うことを義務化しております。
■結果
運用を始めたばかりというのもありますが
「過去の失敗事例」にある失敗は起きていません。
今後、うまくいかないことがあったら
さらに改善を積み上げていこうと思います。
■ひな形
調査結果まとめ
grepシート