こんにちは。T.Tです。(悲しいわけではありません)
今回は、前回に引き続き “はじめてのソフトウェアフレームワーク開発”、と題してサンプルを使って簡単な解説を行う予定でしたが、大人の事情で急遽 “はじめてのプログラミング”と言うタイトルに変わりました。T.T
ビジュアルプログラミングは、文字ばかりのプログラミングとは違いグラフィカルに操作できるため、入り口が広く未経験の方にも興味をもっていただける言語だと思います。そんな入り口の広さをさらに広げて、今回は音声・画像処理に特化した”Pure Data”という言語を簡単に紹介させて頂きます。
Pure Dataとは
1990年代にミラー・パケット(Miller Puckette) が開発した、デスクトップミュージックとマルチメディア作成用のビジュアルプログラミング言語で、BSD License に似たライセンス条件でリリースされています。
ダウンロード
下記の公式サイトから 公式サイト → http://puredata.info/
ダウンロード画面へ飛んで ダウンロード → http://puredata.info/downloads/pure-data
お使いの環境にあったファイルをダウンロードしてください。

起動
ダウンロードしたZIPファイルを適当なフォルダに解凍してください。
解答したフォルダ pd\bin\pd.exe をダブルクリックします。
すると、以下の画面が立ち上がるかと思います。
(もしかしたら、セキュリティソフトに引っかかるかもしれませんが、自己責任でお願いします)

File→Newを選択すると、Untitled-1と書かれた真っ白なキャンバスが出てくると思います。
Hello world!
続いて、プログラミング学習でおなじみの”Hello world!”を表示してみます。
まず、先ほどの”Untitled-1″のメニュー、”PUT”→”Message”を選択してください。
すると、マウスポインタが指の形で表示され四角い箱がついてくると思います。
適当なところで、左クリック。カーソルが点滅すると思うので、Hello world! と入力してください。
入力が終わったら、マウスポインタを箱の外で、再度左クリックすると点滅が終了します。

続いて、”PUT”→”Object”を選択し、適当なところで、左クリック。
カーソルが点滅すると思うので print と入力してください。
入力が終わったら箱の外で、再度左クリックして終了します。
続いて、”Hello world!”の左下にある、黒い線にマウスポインタを移動してください。
すると、◎印が表示されると思うので、左クリックしながらドラッグしてみて下さい。
すると黒い線が出てくると思うので、今度はこの線を”print”の左上の黒い線まで移動してください。
◎印が表示されたらクリックを終了。

以上でプログラミング終了です。
実行
続いてこの画面で、Ctrl+Eボタンを押してください。
これで編集できない実行モードに入り、もう一度Ctrl+Eボタンを押すと編集モードに入ります。
では、実行モードに入り一番最初に起動したウィンドウと”Untitled-1″を並べて表示し、”Hello world!”の箱をクリックしてください。
“print: Hello world!”と表示されたかと思います。

はじめてのプログラミング、いかがでしたでしょうか。
“簡単だ”、と思われたと同時に、”で、だからなに?”って思われた方もいるかもしれませんね。
というわけで、次回はpure dataを使って簡単なサイン波を出してみたいと思います。